ステンドグラスは、フランスの20世紀を代表するステンドグラス作家ガブリエル・ロワール(GABRIEL LOIRE1904年~1996年)。図柄は、豊穣のシンボル葡萄の樹。正式には「スカルプチャードグラス」と呼ばれ工法で、ステンドグラスと異なる厚板彩色ガラスを使用し、金槌でまわりをそぎながら形を作ります。そのために出来た面がプリズムのように屈折反射し、色彩に一層の深みと味わいを出し、朝夕では異なる味わいとなります。1977年に現会堂が建築される際に設置されました。ガブリエル・ロワールの作品は、世界中の宗教施設や美術館などに納められ、日本では宮城学院女子大学礼拝堂に見事な巨大なステンドグラスがある他、箱根・彫刻の森美術館にも設置されています。
礼拝堂の両脇にある2本の柱の柱頭には、ナツメヤシ(勝利の象徴)が彫られています。1927年に建てられた前会堂から移築し、昭和初期の福音教会会堂の様式を今に残しています。また礼拝堂には100年ほど前のリードオルガンが今でも現役で使用されています。どうぞ、興味ある方は、二階の礼拝堂の自由にお入りください。